日頃より、同窓会活動へご支援、ご協力を賜り感謝申し上げます。
　熊本地震から2年経ち、街並みの修復も少しづつ進んでおりますが、一方でまだまだ元の生活に戻られていない方々もたくさんおられる事と思います。被災された皆さまの一日も早い復興を、心からお祈り申し上げます。
　保健学科同窓会は、平成16年の保健学科第1期生の入学とともに、保健学科の前身である医療技術短期大学部（専攻科助産学特別専攻を含む）、またその前身である医学部附属看護学校、医学部附属助産婦学校、医学部附属エックス線技師学校、医学部附属診療放射線技師学校、医学部附属衛生検査技師学校、医学部附属臨床検査技師学校の各同窓会を一つの組織にまとめて発足しました。さらに、平成19年度から教育学部特別教科（看護）教員養成課程の同窓会も加わり、大きな組織（所帯）として活動しております。
　そして、平成16年の熊本大学の法人化を機に、各学部・学科単位の同窓会を統合した「熊本大学同窓会連合会」も発足し、保健学科同窓会もその構成員となりました。さらに、地域での同窓会活動も活発になり、東京連合同窓会、関西連合同窓会、九州連合同窓会と相次いで発足し、地域での学部・学科を越えた同窓生の情報交換や連携の場になっております。
　現在の同窓会の主な活動は、年1回の総会、総会時の特別講演、各専攻卒業生による職場紹介、懇親会、年１回の会報の発刊、8月の学科説明会（オープンキャンパス）時の支援、連合同窓会開催への参画と協力、入学式や卒業式への参列（会長）、５年に一度の同窓会名簿発行等があります。同窓会総会、特別講演、懇親会が大きなイベントですが、残念ながら、参加者が多いとは言えない現状です。是非、多くの皆様が参加して頂き、情報交換の場として利用し、懇親を深めて頂ければ幸いです。また、活動の財務面は、学生の皆様の会費（主に入学時）と同窓生の皆様の寄付金により成り立っております。特に寄付金では、多くの先輩方に支えられ毎年多くの寄付金を頂いておりますが、昨年12月には昭和18年熊本大学医学部付属看護学校をご卒業されました安田様（旧姓：松原様）より、多額のご寄付を承りました。安田様の意思を尊重して基金を設立し、奨学助成金として活用させて頂くべく準備をしているところです。この場をお借りして、安田様始め、皆様からの御協力に心から御礼申し上げます。先輩方の皆様の同窓会へのご支援のお気持ちを無駄にしないように、役員一同、頑張りたいと思っております。
　まずは、「人が集まる」魅力ある同窓会を目指し、役員一同、試行錯誤をしながら努力したいと思います。本同窓会のますますの発展のため、多くの皆様の同窓会へ御参加頂ますよう、重ねてお願い申し上げます。
　さて、平成30年度の同窓会総会、特別講演、懇親会を、下記の要項にて開催いたします。特別講演は、皆さんの中にも沢山の方が利用されているSNSの注意事項、インターネット環境における犯罪、被害について熊本県警本部サイバー攻撃対策室の担当の方から、ご講演内容の予定です。大変興味深い内容になると期待しています。
　最後に、昨年度まで本同窓会会長を務めてこられました橋田昌弘様が、この春の瑞宝双光章を授与されました。ここに皆様にお知らせするとともに、心よりお祝い申しあげます。
　では、皆様とお会いできますこと、楽しみにしております。